アウトドアで役に立つナイフと役に立たない?ナイフ
自然の中に出かけて行く時に必ず持って行く道具は誰でもいくつかあると思います。
ナイフもその中の1つだという人は多いと思います。
私も山へ出かける時にはいくつか種類を持って行きます。
ここでは私が持っているナイフのうち、よく使うものからあまり使う機会が無くなった物までいくつか紹介したいと思います。
高価な刃物イコール使い勝手が良いとは限らないので自分がどんな使い方をしたいか、参考にしてもらえると幸いです。
GERBER LMF
割と大きめのシースナイフです。
実はこれ、興味を持ってから私が初めて買ったナイフです。
まぁ、1本目あるあるかもしれませんが大型のカッコいいナイフに一目惚れして買いました。
現在はというと、アウトドアではほとんど使っていません。普段はキッチンの引き出しの中にあり、包丁では切りにくい肉を切るのに重宝しています。
使わなくなった理由としては、見た目のゴツさでしょうか。見た目に惚れて買ったのに皮肉なもんです。
やっぱりこのナイフを持っているのを快く見る人だけではないかな、と。
年をとったのか積極的に持ち出さなくなりました。
刃の厚みがあるので研ぐのが難しいですが切れ味も鋭くとても良い刃です。
グリップが結構ずっしりしているので重心が手から離れず疲れません。
猟をするようになれば持って行く可能性は大いにあります。良いナイフです。
MORA kniv companion
こちらも同様のシースナイフですが、これは何をするにもほぼ毎回持って行きます。
理由はまず見た目、ケースもグリップもいかにもプラスチックな色で大きさの割に威圧感が全くありません。リュックに付けていても気がつかない人もいます。
値段も非常に手頃で惜しげもなくガンガン使えます。枝くらいならじゅうぶん払えますし調理にも使えます。
個体差があるようですが、私の買った物は箱出しだとほとんど切れませんでした。
結構しっかり研げばじゅうぶんな切れ味になると思います。
これはデザートカラーが気に入って買ったのですが、フィールドで使うならオレンジの方が見失わずに良いかもしれません。
COLD STEEL bushman
ラストのシースナイフ。
シースナイフと言いながらケースは無し。写っている物は自作しました。
まず驚くのは価格、今は亡き都内ナイフショップで3000円しなかったと思います。
それでいて箱出しの状態で産毛も剃れました。
特徴的なのは柄で刃と一体の素材で筒状になっています。所謂フクロナガサのような作りになっています。
あちらは筒状の柄に木を刺して槍に出来る様ですが、こちらもそれを目的とした作りでしょう。柄に木を止める穴があります。
しかし。。。本家に比べて刃があまりにも薄いので槍にして熊と格闘、なんて事は期待出来ないでしょう。あくまでも風味づけ程度です。
しかし、気休め程度でも山ではなかなか頼もしく、野営の際はテントを張った後に必ずこれを槍に変身させます。
シンプルな作りで柄も本体と同じ素材なので滑り止めのテープを巻いてあります。
軽く持ち運びやすいナタとして使っています。
野宿以外にも山菜採りやボルダリングの外岩開拓、大活躍してくれるまさに実用的なナイフ。
LEATHERMAN wingman
マルチツールは幾つかのメーカーのものを使いましたがこれが1番ポピュラーかつベストではないでしょうか。
ツールの種類はプライヤー、ヤスリ、ハサミ、缶切り、ドライバー。。。など多くはありません。しかしこれ以上は不要だし本当に必要最低限の物が付いています。
ブレードは鋭くて良く切れるものが付いています。
しかしマルチツールナイフとして使うならナイフ以外の使い勝手が重要になってくるわけです。いい加減な物はこの部分がとりあえずついているだけになっていて使える物ではなくストレスになります。
登山にも持って行きますが、アイゼンなど身の安全に直結する道具の修理にとても重宝しています。
実はこれ、最初に買った物は組み立てのミスか同じツールが2つ付いていたのをお店に持って行って交換してもらった、という事がありました。
もちろんそんな事は稀でしょうから心配はいりません。買えばずっと使い続ける、そんなナイフでしょう。
BACK 110
ここまで美しい形のナイフが、いや道具があるだろうか。。。と思ってしまう程、フォールディングナイフの完成形ではないでしょうか。
年代やらで微妙に違いがあり記念モデルも沢山出ているためコレクターアイテムとしても人気があるようです。
あくまで私にとってですが、このナイフ、その美しさが1番の欠点とも言えるわけでもったいなくて使えないと思ってしまうんです。
今まで外では肉を切るのに数回使った程度なんて有様で主な用途は観賞用となっています。
しかし1人焚き火をする時は必ず持って行き、焚き火を眺めながらホットウイスキーを飲みながら手の中で愛でる。。。
ロマンに浸れるナイフをこの値段で手に入れられるのは素晴らしいと思います。
OPINEL carbon No 9
これまた定番中の定番ナイフ。
色々なサイズがあり、刃もステンレスかカーボンの2種類があります。
どちらが良いかは散々比較されているのでここではあえてしませんが、私は調理と食事用のナイフとして買ったので切れ味を優先してカーボンにしました。
面倒がって木を削ったりもしますが刃こぼれはありませんでした。
お洒落な肥後守、といった感じでポケットに入れて何にでも使っています。
短所と言えば木の柄なので濡れると木が膨張して刃が出しにくくなる事でしょうか。
なので釣りの時はフライベストに小型のBACKのナイフを入れていますがそれも中々良いナイフなので釣りの記事を書く時にでも載せようと思っています。
あまりにも固くなってしまう場合は作りがシンプルで分解が簡単なので自分で簡単に調整出来ます。
大体のアウトドアショップで売られていますし値段も手頃なのがこのナイフの1番の魅力じゃないでしょうか。シンプルにナイフの楽しさを教えてくれるので初めてのナイフにも良いと思います。
番外編〜その他の刃物達〜
husqvarna 手斧 38cm
男のロマンが詰まったアイテム、手斧。
正直言えば無くても良い。重いし。それでも何故か持って行く。そんな道具。
なので斧自体の感想は少なめですが、刃は良いと思います。一応刃を研いで付けてはくれていますが研ぎ直すとグッと切れる様になります。
どの斧にも言える事ですが、刃のすぐ下の柄の部分を保護した方が打ち損じた時に傷が付かなくて良いと思います。
持ち運ぶならこの38cmのサイズが適当ではないでしょうか。
実家では薪ストーブを使っているので簡単な薪割りにも使いますが全体のバランスも良いので楽に力が入ると思います。
本来山に野宿なんてしなくても快適に生きていけるわけですし、便利さ以外の何かを求めて行くわけですからそう言った意味では必須アイテムとも言えるでしょう。
夜、焚き火の前に座り牛革の手袋をした手で薪を割る。。。
持てばタフな北欧の男になれる、気がする。
メーカー不明 shark saw
所謂生木用のノコギリ。
これ以外使った事が無いのでこのメーカーのこれでないといけないという事は言えないですが。。。
オフロードバイクを買って林道を走る様になって買いました。
台風の後なんかはしょっちゅう倒木が道を塞いでいるので除去するのに重宝しています。
マルチツールにもノコギリが付いている物やワイヤーソーなどコンパクトな物は色々ありますがあれ等はあくまで代用品、ある程度の太さの木を切るならやはり専門品の物がいいでしょう。リュックの脇にもピッタリ収まるので邪魔になりませんしね。
斧で割るための薪もこいつがあれば簡単に切り出せますよ。
ちなみに僕の親友は野宿した際これで白樺の木でステキなコースターを作ってくれました。
以上。
勝手な感想をだらだらと書いてきましたが、全体的に言えることはアウトドアの状況では想定外の使い方を強いられることもあるので安くて作りのしっかりしたナイフの出番が多くなる、という事でしょうか。
とは言え物を切る、という本来の役割以外にも所有欲やロマンなどナイフには色々な魅力がありますから気に入った物なら買って損は無いはずです。
良いナイフとの素敵な出会いがありますように。
憧れのイグルー宿泊編
苦労の末に完全した憧れの巨大かまくら、イグルー。
完成した日の夜中に車に忘れ物を取りに行くと。。。。
まさかの雨。
この時期に雨?訳が分からなくなりかまくらの事ばかりが気になります。
そしてその非常な雨は朝になっても我がかまくらを濡らし続けているのでした。
指を加えて大切なかまくらの崩壊を見ているだけという訳にはいきません、天井にタープをかけて雨を吸わない様にします。
ずぶ濡れになりながら作業をしてあとは雨が少しでも早く止む事を祈ります。
結局雨が雪に変わったのは昼過ぎでした。
様子を見に行くとどうやら屋根が抜けたり壁が崩れたりという致命的な崩壊はありません。
良かった。
歪んでしまった壁を補強し中に溜まったみぞれをかき出してしまえばじゅうぶんに泊まれるでしょう。
中のべちゃべちゃ雪を外に出して外から乾いた雪を運び中に敷きます。
その作業中になぜか何度も入り口に頭をぶつけてしまいました。
外に出てかまくらを見てみると。。。
小さくなってる!!
確実に小さくなってる。
入り口はもはや膝を付かないと中に入れません。高さは2段ほど低くなってしまっています。という事は床の面積も狭くなっています。
酷い。。。あんなに苦労したのに。
いや、だからこそ絶対にここで寝てやる。
と、今度は謎のやる気が出て来ました。
だんだん吹雪いて来たので夜中はかなり気温が下がるでしょう。
対策として中にテントを張り、その中で寝る事にしました。入り口もタープで塞ぎ風の侵入を防ぎます。
1DKスタイルの年越し準備がなんとか完成。
あとはダウンロードしたランボーを見ながら飲み食いするだけです。
それにしても寒い。。。外よりはかなりマシですがかまくら内も-2度しかありません。
ビールがいつまでたっても冷えたままで美味いんですが全く進みません。
しかし当然そんな事は想定内です。
あったかい食べ物の美味しさは寒ければ寒いほど跳ね上がります。
メスティンにテッポウと味噌だれを入れて持ち込んでいました。
火にかけてすでに中からパチパチという音が聞こえ美味しそうな匂いがしています。
蓋を取ると味噌だれの湯気が勢い良く立ち上がります。
熱々のテッポウ、これ以上ないつまみになりました。
あとはケトルで温めた熱燗をチビチビと。
やっぱりこういった秘密基地ごっこっていつになっても新鮮な気持ちにさせてくれます。
外では吹雪の音が聞こえますがこの中なら平気、その安心感がたまりません。
そろそろ寝ようかな、いや、横になってもう少しゴロゴロしていよう。
テントを開けて寝袋に潜り込みます。
冷えた寝袋がだんだんにあったまってくる時間はなんて幸せなんだろうといつも同じ事を思います。
テントの中でガスのランタンをつけます。
こいつはコンパクトで明るいだけではなく熱もかなり出すので上にケトルを乗せればお湯も沸かせます。狭いテント内なら立派な暖房器具になるんです。
ものの数分でテント内は10度以上になりました。
外はまだ吹雪いています。
来年も良い年になるように。。。
朝には吹雪は止んでいました。
憧れのイグルー製作編
雪国への憧れって色々あります。
「大っきいかまくら作ってその中で寝てみたい!」
私は子供の頃からそう思っていました。
何度かチャレンジしましたが、せいぜい2人も入ればやっと、といったサイズのものしか作ることが出来ませんでした。
大人になった今、全力で子供の頃の夢を叶えてみようと思ったわけです。
思い立ったらすぐ行動するのですが何をするにもなんとなく始めてしまうのでいつも行き当たりばったりになってしまいます。
今回もその典型になってしまいましたが、とにかくしっかりとしたかまくらならばイグルーだろうと思い雪のブロックを積み重ねて作ることにしました。
タイトル詐欺になりますが、これはイグルーではありません、あくまでイグルー的な物です。
ざっくりと大きさを決めてブロックを並べていきます。
ブロック作りに使ったのはスコップとゴミ出しのカゴ。このカゴに雪を詰めてひっくり返して雪のブロックを取り出すのですが、問題は雪質。
降ったばかりのパウダースノーだと雪が固まらずブロックがすぐに崩れてしまいます。古くなって少し湿った雪が適している様なのでその雪の層を探しながら詰めて行きます。
良い状態の雪の層を見つけられると一気に作業が捗ります。
まさに鉱脈を探す様に固まりやすい雪を探して掘っていきます。
4段目に取り掛かるとかなりそれっぽくなって来てテンションが上がります。1段で22個のブロックを使いましたのでこの時点で70個ほどでしょうか。
固まりにくい雪を使ってしまうとカゴから出した途端に割れてしまう事が何度も起きてしまい効率が下がります。
とにかく雪質が全てでした。
5段目、ここで入り口用の板を取り付けました。暗くなってきたので1日目の作業は終了。
2日目、やる作業自体は同じですがバランスを取るのが難しくなってきます。また、ブロックを持ち上げる高さが上がってきて腰にダメージが。。。
そろそろ屋根をどうするか考えなければいけません。
日が出てしばらくして雪の温度が上がった方がブロックが固まりやすいので作業出来る時間があまり取れないので1日中やれるわけではありません。
8段目、そろそろ屋根を付けても良いでしょう。
色々考えた結果壁に梁を渡して木を骨組みにしてそこに雪を付けていくことにしました。
これが
こんな感じに。
色々と粗さはありますが、初めてにしてはかなり良い感じで出来たのではないでしょうか?
広さもじゅうぶん。
立つことも可能なので圧迫感はありません。
夏だと暗くてあまり使わないキャンドルタイプのランタンでも。。。
すごい!かなり明るい!
壁も天井も明かりを反射してじゅうぶんに明るいです。
炎の揺らめきが良い感じです。
ここで新年を迎える事にしました。
というわけで宿泊編に続きます。
雪の里山を歩いて山中の凍った湖へ
年末に帰省したら結構雪が積もったので近所の里山を散歩して来ました。
私の車はFFなので坂道の下に駐車して林道の入り口まで歩いて行きました。
風が無いと全く無音の世界。
もしかしたら動物の足跡が見つかるかもしれません。この辺りは禁猟区ではないので来シーズンの猟の下見も兼ねれると良いなぁ、と密かに期待しながら歩きます。
たった一晩でかなり積もったのでしばしば頭の上の枝から積もった雪がドサッと落ちて来ます。なので寒くなくてもフードは被っていた方が良いですね。あてもなく歩くのも楽しいですが夏に見に行った沼を目的地にしました。
林道の入り口から50分ほどの道のりです。
せいぜい膝上くらいの積雪だったのでワカンも必要なく快適に歩けました。
もっと積もっていたらスノーシューなどあった方がいいかもしれませんね。
クロスカントリースキーで猟とかどうなんだろう?など色々考えながら沼を目指します。
到着しました。ガマ沼と言う名前ですが湖といった感じの場所ですね。
完全に凍っているようです。上を歩いてみるのも楽しそうですが、まあやめておきましょう。
ここで紅茶でも飲もうと思っていたのですが風も出てきて結構寒かったので山を降りる事にしました。
しばらく歩いていると完全な吹雪に。
来た時に付けた足跡もすごい勢いで消えていきます。
慣れている山なので迷うことはまず無いはずですが、風をよけれる場所を見つけて少し休憩して行く事にしました。
木の枝にタープを張って屋根にしますがピンと張ってしまうと細かい雪が吹き込んで来てあっという間に荷物が雪まみれになります。
なのでタープは低めに、そして弛ませて張ります。
その中心にポールやらを立てて入り込むスペースを確保します。
風をよけられる場所でなければ風上側のロープを地面に埋める方が良いかもしれません。
水は周りにいくらでもあるので自分が踏んでしまった場所を避けて新雪をケトルですくいます。
タープの中のスペースはかなり狭いので固形燃料に火をつけると空間はすぐに温まります。
熱々の紅茶を飲みながらしばらく自然の造形に見惚れます。
冷めない程度のスピードで飲み終えるまで暫く贅沢な時間を過ごしました。
足跡、見なかったなぁ。。。
たくさん下見をしてもっと目を養わないといけませんね。
CRF250Lを山仕様に。
山日記をうたうブログの割に猟銃の事しか書いていないのでたまには山の事を書きたいと思います。
山に遊びに行く時に私はバイクに乗って行く事が多いです。
かつて若気の至りで大型バイクの免許を取りました。
その後結局バイクに乗る事は無く過ごしていましだが、10年ほど経ちふとバイクが欲しくなりCRF250Lを買う事にしました。
元々実家で乗るつもりだったので一応母にも小屋に置かせてもらえる様に頼んでおきました。
「あ、そっち帰った時に乗るバイク買うから。いや、全然デカいバイクじゃないよ。250だし原付みたいなもんだよ。」
数週間後、届いたCRFの大きさに絶句していました。
オフロードバイクって基本的にデカいですよね。
最低限の部品は変えておこうと思い可倒式ペダル、ラジエーターガード、スキッドプレートを買い集めて帰省しました。
中古で買ったスキットプレートにはステーが無かったので自作して取り付けました。
↑とりあえず山に行ける最低限の装備
初めてバイクで行った山は最高の一言でした。
景色が変わる度にゴーグルとヘルメットの間から木の香り、沢や腐葉土の地面の香りをした風が次々と吹き込んで来ます。
遠くの雲も目の前の山も見慣れた景色が鮮やかに見え、うれしくてたまりません。
トルクも充分にあり、オンロードも乗りやすくて自宅から山に遊びに行くには良いバイクだと思います。
↑バイクで来ると移動が「冒険」に。
大満足のCRFでしたが、しばらく経つと欲が出てきます。
。。。。もう少し軽くしたい。
チビの私は足付きの悪いCRFで何度も立ちゴケを経験しました。
平らな路面でならまだしも、山で斜面の下に向かって倒してしまうと起こすのに随分苦労しました。
1番手っ取り早そうなのがサイレンサーの交換です。見るからに大きくて重そうな純正のサイレンサーを交換しよう。
そしてどうせなら性能アップも期待したい、とエキパイも合わせて交換する事にしました。
CRFオーナーのブログなどや動画を漁り、FMFのQ4にしようと思い近所のパーツを扱っている店に電話しました。
「CRFですか?街中で乗らないならQ4よりパワーコアの方が良いですよ、安いし、軽いし。」
正直パワーコアは選択肢にありませんでしたが値段に釣られてこちらにしました。
エキパイはどうしよう。
メガボムカッコいいなぁー。。。
色々悩みましたが結局sp忠男のパワーboxにしました。
自分で交換するので純正ガスケットと液状ガスケットも併せて買いました。
しかし違うメーカー同士のパーツを組み合わせるので不安がありました。
数日後連絡を受けて店に取りに行きました。
恐る恐るエキパイとサイレンサーを繋いでみると。。。。
やっぱり。。。
サイレンサー側が細くて接続部にかなりの隙間があります。
しかしそれは想定内だし太くて入らないよりは全然マシです。
液状ガスケットを厚めに塗る人もいるようでしたが、アルミテープで厚さを出す事にしました。何度か調整しながらほぼぴったりになる厚みを探します。
これで問題ないでしょう。ガスケットも塗り、バイクに取り付けると。
サイレンサーをフレームに取り付けるためのネジ穴が全く合いません、無理矢理付けるとかいうレベルではないくらい離れています。
さすがFMFクオリティ。。。仕方ないので針金できつめに繋ぎました。まあ、カバーで見えなくなるんだけど、なんか釈然としない。。。
組み上げてみると、おぉー、FMFのロゴがカッコいい!
セルを回すと、バルルンッ!と迫力がある音でエンジンがかかります。しかし低めの音質であまりうるさく感じません。
テンションが上がって早速走ってみました。
あれ、こんな吹け上がり軽かったっけ?
トルクも太くなってアイドリングでも走れそう。一つのギア域がめちゃくちゃ広くなりました。
多分これはパワーBOXの効果かな?
しかしサイレンサーが軽い、純正のに比べて遥かに軽い。とゆーか純正が重過ぎた。
右側が軽くなってバランスが良くなりました。
性能、見た目、どちらも大満足の仕上がりでした。
↑スッキリして垢抜けたCRF。FMFのロゴが眩しい
田舎ではCRFがすっかり足になり、釣りに行くにも野宿するにもこいつで行くようになり持って行く道具もそれに合わせて少なくコンパクトになっていきました。
オンロードでもかなり乗ったせいかタイヤの山が減り、砂利の上でリアがかなり滑る様になってきました。
タイヤも純正から換えてみようと思います。
タイヤに関してはオフロード性能も大事ですがドレスアップも兼ねたいと思っていたのでアドベンチャー系の物はナシで。
AC10がかっこいいなぁ。と思いましたが重要な足でもあるのでオンロードが乗りにくくなるのは嫌ですしこれ以上足付きが悪くなるのは危険なのでやめました。
結局ピレリのMT21にしました。
ブロックも適度にゴツくて舗装路でも問題なく走れるのでこれが最適だったのかな、と。
土や砂利にも結構食いついてくれて山は安心して走れる様になりました。
前から気になっていたハンドルもフォークと同じゴールドのアルミ性のものに。
ハンドル交換は多少の加工が要ります。
↑山から帰還。右のミラーが無いのはこの日の山でコケたから。
前のオーナーさんが付けた荷台。
キャンプに行くなら必須、普段からこれにフック付きのゴムとネットを付けておくと買い物などかなり便利ですよ。
ついに猟銃所持の許可がおりた!
昨日の午前中に044-からの番号から着信がありました。
番号を見てすぐに警察署からの電話だと分かりました。電話にでるとやはり生活安全課の担当者の方からで
「猟銃所持の許可がおりたので許可証を受け取りに来てください」
とのこと。
。。。。ずいぶんあっさりとおりたな。。。
正直そう思いました。
いやいや、銃を持ちたいと思って警察署へ向かってから実にたくさんの書類を集め、何度も警察署に通い、お金も使いました。
それでも大変だとは全く思いませんでした。
好きな事のためですから当然ですよね。
特に銃砲店で銃を見てからは一気に現実味を帯びた気がして、早くあの銃を1人きりで好きなだけ触っていたいと思いました。笑
私は10月2日に初心者講習を合格したのでそれから約2か月半で所持に至りました。
他の方のブログなどを拝見すると大体6〜9ヵ月かかっている様でしたので私の場合はかなり早くとれた事になります。
私はフリーランスで平日に時間を作りやすかったので1つ許可がおりると書類の提出や申請などすぐにやれました。
あとたまたまいろんなタイミングが良かったのかもしれません。
しかしやはり1番大きいのは生活安全課の方が丁寧に仕事をしてくださったからだと思っています。本当にありがたいです。
そんなこんなで電話にて翌日の午前中に許可証を取りに行くアポをとりました。
そして次の日、警察署が開く時間に行って生活安全課を訪ねます。
いつもの担当者さんから渡されたのは紛れもない猟銃の許可証でした。
金色の文字が眩しい。。。。
中身を見て間違いない事を確認し、続いて弾の譲り受けの申請書を書いて行きます。いつ、どこで、どれだけ使う予定かを記入しますが、これはあくまで予定なのでなんとなくで構いません。
銃の確認が済まないと申請出来ないのでまた夕方に銃を持ってくる約束をして2400円分の証紙を買って警察署を出ました。
許可証をじっくり眺める暇もなく、今度は銃砲店に銃を受け取りに行きます。
いよいよ銃が私の物になります。銃砲店に電話をかけ、許可がおりたので取りに行きたいと伝えました。
到着するとありました、ミロク5000sp!!
銃の代金を支払い領収書をもらいます。
その後店員さんに銃の分解と組み立てを教えてもらいます。
「この後警察官の前でやるんだからしっかり覚えないと」
と言いながら慣れた手つきで私の銃をバラしたり組み立てたりしています。
私もやってみますがなかなか上手く行きません。4回ほど繰り返しなんとか自信が持てました。
ちなみにこの分解、組み立て必ず手袋を付けてやる様にと言われました。
手の脂で赤錆が出てしまうと銃の価値がなくなってしまうそうです。知らなかった。。。
ここで銃のメンテナンスに必要な物を買いました。
買ったものは
スプレータイプのメンテナンスオイル
クリーニングロッド
ロッドに付ける真鍮のブラシ
空撃ちの時に撃針を保護する弾の形をした何か
以上で9000円ほどでした。
あとは射撃のベストも買わないとなぁ。
何かとお金が要ります。
銃をケースにしまい店を後にしました。
再び警察署に向かいます。
生活安全課に顔を出すと銃を出すためか奥にある初めて入る部屋に通されました。
先ほど気をつけた所を意識しながら銃を組み立てます。なんとか無事に組み立ては終わりました。
長さやら測り計測が終わり、分解してケースにしまいます。弾の譲り受け証の受領書をもらっってひとまず帰ってきました。
初心者講習を合格するために
先日猟銃所持のために必要な手順の記事を書いていて面白い物を見つけました。
まず最初の関門である初心者講習の筆記試験ですが、私が受けた際には合格率は6割程度でした。
貴重な平日まるまる1日と6000円以上のお金をかけたのですから是非とも合格したいですよね。
私は結構気合いを入れて勉強したのですが、最後まで覚えるのに苦労したのが数字関係の問題でした。
証明証の有効期間や守らなければいけない期間の他にも様々な弾の数から口径まで、実に様々な数字が出てきます。
例題だけでは覚えるのが難しいですし合格した後も覚えていて損はありません。
この数字を覚えるために一覧にまとめて覚えましたのでこれを載せてみます
・他の猟銃所持許可事項の抹消は速やかに
・災害や病気で更新期間中に更新できなかったものは期い限の前日まで
・所持者が死亡した場合は10日後までに許可証を返納
・許可された猟銃は所持してから14日以内に許可証とともに警察署で確認
・公安委員会は調査のために30日間猟銃を保管出来る
・無許可譲受証は期間の満了後30日以内に抹消
・失効してから再び所持許可を受けようとする場合は失効してから50日以内に許可を受けるもしくは譲渡又は廃棄
・所持許可を受けた猟銃を3ヶ月以内に所持しなかった場合は失効
・1年に1回、銃もしくは許可証、帳簿を警察署に持って行き検査を受ける
・猟銃用火薬類譲受許可証の有効期限は1年
・猟銃の練習射撃を行う資格の認定を受けるには1年以内に教習修了証明書か技能検定合格証明書の交付を受けている
・猟銃講習会の修了証は3年間有効
・実包の管理帳簿は3年間保存する
・3年以上許可された用途に使用していなと取り消し
・ストーカー、DVは3年、凶悪犯罪で罰金もしくは罰を受けなかった者、許可の取り消しを受けた者は5年、凶悪犯罪を起こした者は10年所持許可を受けれない
・銃身の長さが48.8cmの銃は所持出来ない
・口径の長さがライフルは10.5mm、散弾銃は12番を超える物は所持出来ない
・空気銃の口径は4.5mmと5.5mmの物が一般的。標的射撃では4.5mm
・真空中であれば発射角度が45度のとき、大気中ではだいたい30度のときに最大飛距離になる
・ガンロッカーはすべての部分が1mm以上の厚さの鋼板作られていなければならない
・セルフローディングは1日に空砲実包の合計100発まで
・無許可譲受で受け取れるのは散弾300発、ライフル50発まで
・無許可消費できるのは1日に猟銃100発、標的射撃400発まで
・自宅で保管出来るのは空砲実包の合計800発まで
どうでしょう、書き出すだけで覚えやすくなりましたよね?
これを覚えれば数字関係はまず大丈夫だと思います。
しっかり勉強して合格しましょう!