猟銃を所持するための手順 その2
その1では初心者講習会の申し込みまで書きました。
ここでは講習会当日から書いていこうと思います。
『講習会当日』
この初心者講習会は1日かかります。
午前は狩猟の心得などのお話のあとに試験対策で教科書を読みながらの授業があります。
しかしここで覚えようと思っていてははっきり言って手遅れです。
私は1か月ほどの間仕事終わりにきっちり例題を解いて勉強しました。
それでも一問間違えてしまいました。ここでは最後の確認くらいの気持ちで望みましょう。
大体試験が終わるのが15時頃でしょうか、私が受けた日は合格率が6割くらいでした。
ちなみに採点結果は教えてもらえません。
合格した人だけ残されて講習修了証を交付されます。まずはこれで所持に向けての第一歩になります。
『教習射撃資格の申請』
ここからは散弾銃を所持しようという人が必要な行程です。空気銃を考えている人には必要ありません。
再び講習修了証を持って生活安全課に向かいます。
教習射撃の申請のために必要な物を確認して揃えましょう。
この申請がなかなか厄介でして準備する物いくつかあります。
あくまでも私の時に必要だった物を書きます。
何度も言いますが、警察署や時期によって変わる事がある様です。この時も収紙が必要なので金額を予め確認しておくと良いでしょう。
免許サイズの写真2枚
講習修了証
県の証紙
戸籍謄本
身分証明書
医師の診断書
経歴書
同居家族の同意書
そして。。。。内偵の対象者のリストです。
自分がどんな人間か、証言してくれる人が5人以上必要でした。家族や、近所の人、職場の上司など色々な関係の人の協力が必要になります。
私はマンション住みなので管理人さんや仕事でお世話になっているデザイナーさん、通っているクライミングジムの店長、幼なじみ、奥さん。色々な人にお願いしました。
交友関係にもよると思いますがこれが中々大変でした。
あとは医師の診断書、これは近年改正されて歯科医以外であれば精神科以外でも通っているクリニックなどで書いてもらえる事になったそうです。
病院側では診断書の用意はありません、必ず警察署で診断書のフォーマットをもらって持って行きましょう。
私はまず近所の内科に持ち込みお願いしました。結果はノー。
仕方ないと思い家の近所、仕事先など様々なメンタルクリニックに電話してみました。トータルで50件は問い合わせたと思います。
全て断られました。後に知りましたが、猟銃所持を手助けするという性格上ほとんどのクリニックが面倒を避けるために断るそうです。
診断書を書いてもらう際には生活安全課の担当者か猟友会にどこのクリニックがいいか聞いた方が確実だと思います。またクリニックによって診断書の値段も1500円ほどから5000円くらいまで様々なようです。私は1500円で書いてもらえました。次回からは700円で書いてもらえるそうなので次もここにお願いしようと思います。
その他の書類は揃える事は特に難しくないと思います。
私を担当してくださった方は仕事が早かったので2.3日で内偵が済んだようです。電話きたよー!と皆からテンション高めの報告が来ました。
書類に不備など無かったのでこの後2週間ほどで許可がおりました。
いよいよ実弾を使った教習射撃なのですが、私の場合はこの時期に自分の銃を探しに銃砲店に行ったので次回は銃砲店での銃探し、更に銃を決めるにあたり考えた事を書いてみたいと思います。